日経サイエンス  2015年1月号

宇宙的な平凡・非凡を考える新たな視点

コズモ・カオティック原理

C. シャーフ(コロンビア大学)

 恒星も惑星も広い宇宙では平凡な存在だ。一方,生命が住める惑星はざらにはなさそうだし,そもそも宇宙を統べる物理法則が地球生命の存在を許すよう“微調整”されているように見える。前者は「コペルニクス原理」,後者は「人間原理」と呼ばれる考え方だが,両者の深い溝をどう埋める? 著者は新たな考え方が必要だと説く。生命は常に秩序と無秩序の境界領域に存在すると考える「コズモ・カオティック原理」だ。

著者

Caleb Scharf

コロンビア大学宇宙生物学センター長。著書に『重力機械 ブラックホールが創る宇宙』(邦訳は早川書房,2013年)がある。

原題名

Cosmic (In)Significance(SCIENTIFIC AMERICAN August 2014)

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