日経サイエンス  2015年1月号

化石を探すGPS

R. L. アネマニ(ノースカロライナ大学グリーンズボロ校) C. W. エマーソン(ウェスタンミシガン大学)

古生物学者は地質と地形を手がかりに化石を探してきたが,発見できるかどうかは運しだいで,空振りに終わることも多い。悩んだ著者たちは,衛星画像をコンピューターで解析して人間には見えないパターンを探り出し,化石がありそうな場所を地図に表示するシステムを開発した。そうした予測地図を米国西部で実地検証した結果,化石発見の確率が実際に上がった。基本的には,米国に限らず世界のどこでも使える。

 

 

スライドショー:予測マップに基づいた化石調査の様子

 

再録:別冊日経サイエンス219 「人類への道 知と社会性の進化」

 

著者

Robert L. Anemone / Charles W. Emerson

アネマニはノースカロライナ大学グリーンズボロ校の教授で人類学科長。古生物学者としてヒトと霊長類の進化を研究,ワイオミング州やモンタナ州,ケニア,南アフリカ共和国で現地調査を行ってきた。エマーソンはウェスタンミシガン大学の地理学の准教授。化石発見予想マップの開発のほか,経済的要因と環境保護政策が中国の牧草地にどう影響するかを衛星画像を用いて評価するプロジェクトに加わっている。ジェクトに加わっている。

原題名

Fossil GPS(SCIENTIFIC AMERICAN May 2014)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

ランドサットニューラルネットワークオブジェクトベース画像解析