日経サイエンス  2014年10月号

特集:サンゴ礁の危機

グレート・バリア・リーフの嘆き

I. マカルマン(豪シドニー大学)

 オーストラリアの海洋学者J.E.N. ヴェロンはサンゴ研究の第一人者で,既知の種の20%以上は彼が発見して報告したものだ。彼の発見はまた,気候変動によって生じた海洋の温度上昇と酸性化がサンゴの白化と死滅にどうつながっているのかも明らかにした。近年はその窮状を世界に訴え続けている。彼が代弁するサンゴの嘆きを聞き流すことは,もはや許されそうにない。

 

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著者

Iain McCalman

オーストラリアにあるシドニー大学の歴史学の教授で,英王立歴史学協会のフェロー。著書に「Darwin’s Armada」(2009年),「The Seven Ordeals of Count Cagliostro」(2004年)などがある。

原題名

The Great Coral Grief(SCIENTIFIC AMERICAN May 2014)

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グレート・バリア・リーフ白化西太平洋暖水塊