日経サイエンス  2014年6月号

特集:宇宙の夜明け

宇宙は火の玉になった後,透明で真っ暗な暗黒時代に入り,そして再び光にあふれるようになった──。宇宙の夜明けの時代は,それ以降の100億年以上と比べてはるかに劇的だったようだが,わからないことが多い。火の玉宇宙は加速度的な宇宙の急膨張,「インフレーション」によってもたらされたとする説が有力だが,何しろ宇宙が始まって1000兆分の1秒のそのまた1000兆分の1にもなっていないころの話なので,検証するのは非常に難しいとみられていた。ところが先ごろ,南極での天文観測でインフレーションの証拠が観測されたとの発表があり,専門家をも驚かせた。暗黒時代から光に満ちた時代への移行も謎が多いが,観測と理論の両面から解明が進んでいる。

 

 

インフレーションの証拠を観測  中島林彦/ 協力:佐藤勝彦,羽澄昌史,小玉英雄

宇宙最初の星明かり  M. D. レモニック

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