日経サイエンス  2013年5月号

特集:隕石の衝撃

 その昔,中国の「杞(き)」という国の人は,天が落ちてきはしないかと憂えて夜も眠れなかったという。その故事から,あれこれ無用な心配をすることを杞憂という。先日,私たちは,天から落ちてきた岩が空中で大爆発し,たくさんの人が吹き飛ばされる場面を目にした。天からの災厄は杞憂ではなく,地震などと同様,いつ起きても不思議ではない自然災害だ。先進各国は1990年代から,地球に衝突する可能性のある小天体の探索,いわゆる「スペースガード」に取り組んできた(右の写真は岡山県にある美星スペースガードセンター)。先日の隕石落下は予測できなかったが,監視の精度は向上しつつある。国連でもスペースガードの議論が本格化する。落ちてくる小天体の正体を突き止める研究もかなり進んできた。

 

 

スペースガードの現在  中島林彦 協力:吉川 真  ほか

コンドライト隕石の秘密  A. E. ルービン

 

 

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