日経サイエンス  2013年2月号

サイエンス・イン・ピクチャー

俊足ロボット

L. グリーンマイヤー(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)

 アフガニスタンとイラクでの作戦開始から10年,米軍はロボットの利用を増やしてきた。無人偵察機と爆弾除去ロボットは兵士たちが危険を冒さずにすむようにと開発された。米国防総省は現在,様々な軍務を助けるさらに賢くて俊敏なロボットを追求している。

 

 ここに掲げた写真は開発中の新種で,「チーター」と呼ばれる。本物のチーターは動物のなかで最も速く走り,最大時速は約120kmに達する。ボストン・ダイナミクス社(マサチューセッツ州ウォルサム)が開発したロボットの方は時速30km近くで,脚式ロボットとしては最速だ。

 

 「M3(Maximum Mobility and Manipulation) プログラム」を通じてボストン・ダイナミクスの研究に資金提供している国防高等研究計画局(DARPA)は,自由走行する試作機が近いうちにお目見えするだろうと期待している。

 

ロボット「チーター」の動く様子

原題名

Fleet of Foot(SCIENTIFIC AMERICAN July 2012)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

ボストン・ダイナミクス国防高等研究計画局M3プログラム