日経サイエンス  2011年9月号

フロントランナー 挑む 第8回

右手と左手の違いを制御し 新しいプラスチックを作る:野崎京子

古田彩(編集部)

絡み合い,折れ曲がり,時に結晶化する巨大分子の立体構造を

精密に制御することで,物質の実力を明らかにする

その先にあるのは,厄介者のCO2を新たな資源にする夢だ

 

 「CO2 を原料に汎用樹脂」「温暖化対策に一役」──この春,こんな見出しが新聞を飾った。地球温暖化の元凶とされるCO2から,新たなプラスチックを作ったという。これまでにCO2 から作られた樹脂より耐熱性が格段に向上。とかしたプラスチックを金型に入れて成形する「射出成形」が可能になったことで,実用化に大きく近づいた。
(文中敬称略)

 

 

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再録:「フロントランナー 挑戦する科学者」

野崎京子(のざき・きょうこ)
1964 年生まれ,大阪府出身。91年京都大学大学院工学研究科博士課程修了,同大工学部助手に就任。2002年東京大学助教授,2003年から現職。2006年にIBM科学賞,2008年に猿橋賞と有機合成化学協会向山賞を受賞した。

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不斉合成高分子